プロポーズも無事成功したら、いよいよ結婚準備のスタートですね。
結婚準備をすすめる中、最大のビッグイベントといえばやっぱり【結婚式】ではないでしょうか☆
多くの女性は、この日に憧れ理想のカタチをイメージします。
ですが……。
いざ、理想の結婚式を作り上げるべく式場探しをはじめたとしても、あまりにも沢山ある結婚式場です。
「この中から、どうやって自分に合う結婚式場を探したらいいんだろう……。」
式場探しの最初の段階から、立ち止まってしまうカップルは少なくありません。
そこで今回は、式場探しをはじめたなら知っておいて欲しい【式場タイプ】について、元プランナーの筆者がそれぞれの特徴やメリットデメリットについて詳しく解説していきます。
これから結婚式場探しをはじめる方、そして式場を探してはいるものの、行き詰まってしまっている方にも是非参考にしていただきたいと思います☆
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理想の式場探しは、式場タイプを知ることからはじまる
一口に【結婚式場】といっても、実は大きく分けて4つのタイプがあるんです。
この4つのタイプにはそれぞれ全く違った特徴があります。
理想の結婚式場を探すなら、まずはこの式場タイプの特徴を知っておくことが大切。
4つのタイプとは具体的にご紹介すると……
- ホテル
- 専門式場
- レストラン
- ゲストハウス
この4パターンです。
結婚情報誌や、式場検索サイトでもこの式場タイプ別で選ぶところからはじまっていたりするので、是非このタイプ別の特徴は知っておいてください。
では、早速それぞれ式場タイプ別に特徴やメリットデメリットについてご紹介しましょう!
(ご紹介する式場タイプ別の相場についてはゼクシィ結婚トレンド調査2017より引用しています)

遠方のゲストが多いなら特におすすめ!【ホテル】
ご承知の方も多いとおもいます、宿泊施設が併設されている施設でもある【ホテルウェディング】。
今でこそ、式場タイプの選択肢は広がっていますが、数十年前の結婚式といえばホテルで挙げるのが当然の習慣でした。
そのため「結婚式するならホテルでしょ?」とおっしゃるご両親もたくさんおられます。
その点、ご両親の安心度を考えるとホテルでの結婚式は、定番ではあるものの定番ならではの安心感もあるのかもしれませんね。
気になる予算は、同データによるとホテルウェディングの平均は372万円とのこと。
ですが、ホテルのランクは本当にピンキリ。
どんな式場タイプよりも安くなるホテルもあれば、驚く程の高額になるホテルも。
実はホテルウェディングの場合、予算に関しては「どこのホテルで結婚式をするか」で同じ人数で同じお花やドレスを着たとしても、金額にはかなりの差があるんです。
ホテルにこだわって結婚式場を探すのであれば、いくつかランク違いのホテルを比較する方が良いでしょう。
では元プランナー目線から、ホテルウェディングのメリットデメリットをご紹介して参ります!
ホテルウェディングのメリット
結婚式は特別な一日。普段なかなか会えない友人や親戚を遠方から招待することも多々あります。
知らない土地に招待するからには、ゲストに極力移動などで負担はかけたくないもの。
その点ホテルであれば、結婚式→宿泊施設への移動に関して無用な負担はありません!
これから増えるかもしれない家族との思い出の場になることだって☆
普段なかなか泊まれないような高いランクのお部屋に宿泊出来るチャンスがあるかもしれません。
結婚式は夏や冬に安くなる傾向が。
予算重視の場合には、結婚式のオフシーズンでもある夏や冬の結婚式はおすすめですよ!
名の知れた老舗ホテルや、高級外資系ホテルなどは「そこで結婚式を挙げる」と聞くだけで、ゲストの結婚式への期待度もグンとアップすることも。
ホテルウェディングのデメリット
そのため結婚式に“貸切感”を重視するカップルには、ホテルウェディングはあまりおすすめ出来ません……。
春や秋の大安友引の日は『館内がゲストでごった返してる』『廊下のアチコチで新郎新婦がすれ違ってる』なんてことはよくある話。
例えば『コース料理の一部をオリジナルメニューに変える』『プランにはないオリジナルの演出を叶える』なんてことは難しいことが多く、結婚式にオリジナリティを求めるなら結婚式を申し込む前にプランナーさんには要相談です。
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オリジナリティを求めるなら……【ゲストハウス】
「結婚式といえば、ホテルでしょ?」という常識を大きくくつがえしたのがこの【ゲストハウスウェディング】。
世に出回りだしたのは、この10数年といったところでしょうか。
非日常を感じられる洋館を1棟丸ごと貸し切って、行われる結婚式は正に特別な一日。
ガーデンにはプールが併設されていたり、窓から見えるオーシャンビューをその1日に限っては自分たとゲストだけが独占!
館内は、全て自分たち色に染めることが出来るなど、それまでにあった結婚式の固定概念を大きく変化させたウェディングスタイルです。
そんな特別な一日を過ごすことが出来るゲストハウスウェディングですが、気になる予算はやっぱり他の式場タイプよりも若干高めの平均425.7万円。
結婚式に合わせて館内を大きくイメージチェンジしたり、定番の演出は無く新郎新婦の希望に合わせてオリジナルな結婚式を挙げるなど、何ごとも自由度の高いウェディングスタイルであるゲストハウスは、自由度に比例するかのように予算は高くなる傾向にあります。
ですが、やっぱり世界にたった1つだけのオリジナルウェディングに憧れる新郎新婦さまも多く……。
ゲストハウスは、予算は高くなるものの根強い人気を誇っています。
では、そんなゲストハウスウェディングのメリットデメリットを見ていきましょう!
ゲストハウスウェディングのメリット
施設内に入るとその時間、主役は自分たちだけ。
またゲストも「どこのお部屋に入っていいのかわからなくなっちゃった」なんて、戸惑う心配もありません。
だから、ウェルカムスペースだけではなく披露宴会場はもちろん、ガーデンにも自分たちらしさを伝えるコーディネートが出来ます。
ゲストもみんな「まるでふたりの家に招待された気分」という声も多数聞かれました。
多くのゲストハウスでは、決められた披露宴の流れはなく完全にオリジナルな結婚式をプランナーと一緒に作り上げていきます。
自分たちの趣味や特技を活かした演出をしてみるのも♪
自分たちのことを深く知ってくれるので、その上で新たな演出提案があったり、好みに合わせたコーディネート提案など、思う以上の結婚式が実現出来るかも!
ゲストハウスウェディングのデメリット
最初の見積りから、大幅アップしてしまうことも少なくない。
小まめに見積りを作成してもらい、見積りの上がり具合を常に確認出来るように注意しておきましょう!
アクセスに難アリなときもあり、式場見学の際には自分たちの足でしっかり立地面はチェックを!
また駅からの送迎バスの手配や、タクシーチケットの配布が出来るかどうかも要確認。
完全に持ち込みが禁止だったり、出来ても多額の持ち込み料が掛かる何てことも頻発。
もし持ち込みしたいものがある場合には、式場見学の段階で「持ち込みの可否」そして「持ち込み料」は必ず確認して!
申込み前なら、申込み条件として「持ち込み料を無料にして♪」とお願いすれば、通ることも!

設備の充実度は抜群!【専門式場】
結婚式を行うために立てられているのが【専門式場】。
そのため、館内の設備面はもちろん細々としたサービス面は完璧!
専門式場の費用に関しては、平均389.3万円というデータが出ています。
ただ、専門式場もホテルと同様にパターンはピンキリ。
少し古さを感じずにはいられない専門式場から、老舗の料亭やレストランを一部改装して専門式場にリニューアルしたゲストハウスに近い仕様になっている専門式場なども増えてきています。
このように作られた時期や、施設の状態によって同じ【専門式場】のジャンルであっても結婚式の費用には大きな差があります。
そんな選択肢の広い専門式場のメリットデメリットとは……
専門式場のメリット
ゲストの控え室だけではなく、ゲスト専用の美容室がある式場も。
式場によっては、ホテルよりも更に設備面に優れているところも少なくありません。
「プリンセス気分になりたい♪」「ナチュラルな雰囲気が好き」「何より安く結婚式を挙げたい!」など自分たちの条件に添ったコンセプトの専門式場が見つかれば、申し込みやすいかも。
専門式場のデメリット
結局のところ、一日に何組も結婚式を行っているところは、段取りの関係で個別の希望を聞き上げることが出来ないという式場側の裏事情があります。
「専門式場」で「オリジナリティ」を重視するなら、一日の結婚式組数が少ないところを探しましょう!
なので、基本的には一日にたくさんの結婚式を受注しているところがほとんどです。
このデメリットはホテルウェディングのデメリットと同様で、お日柄の良い日には、廊下で移動中の新郎新婦とすれ違ったり「カラードレスの色が同じで、気まずかった」と少し複雑な心境になり得ることも。
ただ、最近出来た専門式場なら新郎新婦どうしが鉢合わせしないよう裏導線を作っているところもあります。
バッティングが気になるなら、見学の際にプランナーさんに聞いてみてください。
料理重視なら見逃せない☆【レストラン】
結婚式を挙げる上で、お料理を重視しているなら是非おすすめしたいのは【レストランウェディング】。
お料理を重視するなら、味はもちろん合わせてサービス面もチェックしておきたいところ。
料理は五感で楽しむものであり、美味しいお料理を堪能するための空間作りは思う以上に大切なんです。
レストランで結婚式を挙げた先輩カップルの費用は、平均338.5万円。
これもホテルと同様にレストランにもランクの差があり、星付きレストランもあれば、二次会でも使われているようなカジュアルなレストランも。このスタンスの差で、金額も大きく前後します。
ではレストランウェディングのメリットデメリットをチェックしていきましょう。
レストランウェディングのメリット
ブライダルフェア以外でも、普通に食事を目的にレストランへ行ってみて雰囲気をチェックすることも可能。
筆者が勤めていたレストランでは、椅子の高さやクッション性にもこだわっていました。
聞いてみないと気付かない細部にわたるこだわりがたくさん!
料理サービスの仕方はもちろん、料理に関する質問をされてもスマートに返答出来るスタッフは多めです。
レストランウェディングのデメリット
結婚式は後付けで運営されているケースが多いので、結婚式をするならあって当然なはずのチャペルがなかったり、控え室がなかったり、あっても「両家もゲストもみんな同じ部屋」なことはよくある話。
「違うところで挙式を挙げて、レストランへ移動して披露宴」といった流れも多い。
担当者のスキル次第では、結婚式当日に若干の不安があったり……もする。
まとめ
結婚式場選びの際には、是非知っておいてもらいたい式場タイプの種類やメリットデメリットについてご紹介しました。
改めてまとめてみると……
- 式場タイプには「ホテル」「ゲストハウス」「専門式場」「レストラン」の4パターンがある。
- ホテル一番のメリットは、宿泊施設の完備。ただ貸切感には乏しい……。
- ゲストハウスは自由度が高い!だけど、比例して費用は高くなりがち……。
- 専門式場は結婚式をするために建てられた施設。設備面での心配はなし!でも一日に何組も結婚式が挙げられていて、新郎新婦もゲストもごった返す日も……。
- やっぱり料理重視ならレストラン!でもチャペルがないなど、結婚式をするための設備が整っていないことも……。
全てのメリットデメリットは申込み前に確認できて、判断材料のひとつになります。
自分たちは、結婚式に何を一番重視して、何なら譲れるのかをしっかり相談してみてくださいね。
その相談が、理想の結婚式場を見付けるきっかけになりますから!
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