結婚式でのテーブルマナーについて、詳しく知らないという人は多いのではないでしょうか?
私も結婚式に招待された経験がまだないので、テーブルマナーのみならず結婚式でのマナーについて知らないことはたくさんあります。
もしこれから先招待されたとき、マナーを何もしらないまま会場に行って、自分だけでなく新郎新婦や他のゲストに皆さんに嫌な思いをさせることになってしまったら困りますよね。
そこで今回は、結婚式でのテーブルマナーについて、フォークとナイフを主に取り上げて見ていきたいと思います。
フォークとナイフに関するマナーは、箸を使うのが基本的な日本人にとってあまり身についていないものです。
この記事を読んで、フォークとナイフなどといった結婚式でのテーブルマナーについてしっかり理解しておきましょう。
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結婚式でのフォークの使い方
結婚式に出席していざ席につくと、お皿の左側にはフォーク、右側にはナイフやスプーンがずらりと並べられています。
フォークやナイフ、スプーンは決して1本ずつ置かれているわけではありませんし、良く見ると少しサイズも違います。
今の私が見たら、どれがどのフォークなのか絶対分かりません。
どれから手を付けるべきなのか分からず、やらかしてしまう可能性大だと思います。
結婚式で出されるフォークは、どれから使うのが正しいのでしょうか?
その答えは、実は非常に簡単です。
置かれているフォークやナイフ、スプーンは、全て外側から使っていきましょう。
それぞれのフォークやナイフ、スプーンについて詳しく説明すると、1番外側にあるフォークとナイフは前菜用、スプーンはスープ用です。その次にあるフォークとナイフ、スプーンは魚料理用、残りのフォークとナイフは肉料理用となっています。
決してバラバラに置かれているわけではないので、この順番さえしっかり覚えておけば心配ありません。
コース料理は料理が出てくる順番も決まっているので、基本的にこの流れでフォークを使っていくことになります。
ただし、先ほどの順番を覚えていたとしても、間違えてしまうことはあり得ます。
結婚式独特の雰囲気にのまれて、緊張して失敗してしまうこともあるでしょう。
しかし、安心してください。
間違えて使ってしまった場合は、スタッフさんに声をかければ新しいものと取り替えてくれます。
他にも、フォークやナイフを落としてしまうことがあります。
スタッフさんが落としたことにすぐ気付いてくれれば、すぐに新しいものを持って来てくれます。
しかし、すぐ気付かれなかった場合、自分で拾うのはNGとなっているのでやめましょう。
自分で落としたのだから自分で拾うのが正しいと思っている人は多いかもしれませんが、ここは自分で拾わずスタッフさんを呼んで、新しいものと交換してもらってください。
結婚式などといった場では、しゃがみこんで物を拾う姿が格好悪くうつってしまいます。
せっかく結婚式のためにおしゃれな服装をしているのであれば、ここはスタッフさんにお任せしちゃいましょう。
新郎新婦や会場が映えるのはもちろん重要ですが、ゲストである自分たちが映えることも結婚式において重要になります。
間違っても格好悪い姿や恥ずかしい姿を見せることがないようにしてください。
フォークとナイフの置き方

TerriC / Pixabay
フォークとナイフの置き方は、食事中や食事が終わったときなど、状況によって違います。
これについてもしっかり確認しておきましょう。
フォークとナイフをハの字に置くと、食事中というサインになります。
このとき気を付けてほしいのが、フォークとナイフを置く位置の深さです。
フォークとナイフを浅めに置いてしまうと、お皿から落ちてしまう可能性があります。逆に深く置いてしまうと、フォークとナイフの柄がソースで汚れてしまう可能性があります。
フォークとナイフの置き方が悪いと、自分の手やテーブルクロスを汚す羽目になってしまいます。
自分の手やテーブルクロスが汚れてしまうと、その汚れを拭く際のマナーがまた別であるので、正直いろいろとややこしいです。
個人的にはできるだけ最低限のマナーで食事を楽しみたいと思うので、ここは汚さないよう心掛けたいところです。
フォークとナイフを置く位置の深さに気を付ければ、汚れることを回避できるので、深さは十分意識しておきましょう。
また食事が終わってお皿を下げてほしい場合は、フォークの背を下に、ナイフの刃先を内側にして揃え、斜めに置きます。
このとき、フォークとナイフをやや深めの位置に置いておくと、お皿を下げる際にフォークとナイフが落ちにくくなります。
お皿を下げるスタッフさんのことを考えてこれができると、印象が大きく違うのではないでしょうか?
これを間違えてしまうと、食事中であるにもかかわらずお皿が下げられてしまう可能性があるので注意してください。
この点に関しては、私も特に気を付けていきたいと思います。
左利きの場合のフォークとナイフの位置
ここまで紹介してきた使い方や置き方は、右利きの人であればそのままで問題ありません。
しかし、この記事を読んでいる人の中には、左利きの人も多いでしょう。
では、左利きの場合はどうなるのでしょうか?
残念ながら、結婚式で置かれているフォークやナイフは、右利きの人を想定して置かれています。
そのため、左利きの人はフォークとナイフを持ち替えることになります。
ただし、食べ終わったときは右利きの人と同じような置き方をしてください。
面倒くさいと思ってしまうかもしれません。
私は右利きなのであれですが、もし左利きでこのようにしてくださいと言われたら、面倒くさいと感じると思います。
しかし、こうすることが、お皿を下げてくれるスタッフさんに対するマナーとなります。
フォークやナイフ、お皿を下げる際に、フォークやナイフがいろいろな方向を向いてしまっていると、片付けるときに危険を伴う可能性が高くなります。
人間は右利きの人が多いので、残念ですが多数派に従うしかないでしょう。
食事中は自分の使いやすいように使って、食事が終わったら周りと同じようにするというのが、スマートな振る舞いです。
会場が気の利いたレストランなどだと、左利きだということに気付いてフォークやナイフの位置を変えてくれる可能性もあります。
その場合は、お言葉に甘えて逆のポジションにしてもらいましょう。
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フォークとナイフ以外にも知っておくべき結婚式でのテーブルマナー
ここまで、フォークとナイフに関するテーブルマナーを中心に見てきました。
しかし、結婚式でのテーブルマナーはまだたくさんあります。
そこで最後に、フォークとナイフ以外にも知っておくべき結婚式でのテーブルマナーについていくつか紹介します。
・コーヒーや紅茶のカップを両手で持ってはいけない
普段の生活の中で、食事はせずカフェや喫茶店などでコーヒーや紅茶を飲むという機会は多いのではないでしょうか?
私も、カフェや喫茶店でコーヒーや紅茶を飲みながら仕事をしたり読書をしたりします。
その際に絶対にしてはいけないことがあります。
それは、コーヒーや紅茶のカップを両手で持ってはいけないということです。
コーヒーや紅茶のカップを両手で持つことは、丁寧なイメージがあり礼儀正しいことだと思っていた人はいると思います。
しかし、カップを両手で持つことは、カップの中の飲み物がぬるいということを示唆します。
特に相手がコーヒーや紅茶をごちそうしてくれたとき、このような飲み方で飲んでしまうと、相手に対して非常に失礼な行為をしていることになってしまいます。
礼儀正しいと思ってしていたことが、実は相手にとって失礼なことになってしまっているのです。
こういったことはできれば避けたいものですね。
コーヒーや紅茶を飲む際は、基本的に片手でカップを持って飲むようにしましょう。
また、ソーサーも一緒に持つという動作は、紅茶を飲むときだけ当てはまる動作です。
これは、テーブルの高さが低くカップを口に持っていくまでに距離があるときに行う動作とされています。
こんなときは、ソーサーを左手で持ち右手でカップを持つのが正しいマナーとなっているので、合わせて覚えておきましょう。
・手を下に持ってきて食べ物を食べるのはNG
右手でフォークやスプーン、箸などを使って食べ物を口に運ぶ際、普段からの癖で左手を食べ物の下に添えて食べ物がこぼれないようにする人がいます。
これを正しいマナーだと思っている人が多いですが、実際はマナー違反です。この動作は、手を添えて食べないといけないくらい汚い食べ方をしているということを、周囲に知らせる動作となっています。
手を添えて食べないといけないくらい汚い食べ方をしている人は、ほとんどいないと思います。
マナーを完璧に守った食べ方ができているかというと、私もそこまでの自信はありませんが、汚い食べ方をしているとは思っていません。
一般的にいう普通の食べ方だと思っています。手を下に持ってきて食べ物を食べるのは避けましょう。
ただし、汁気の多いものを食べるときは、食べ物を口に運ぶまでの間に汁が垂れてしまう可能性があります。
このときも、手を下に持ってきてはいけないでしょうか?
このときにすべき正しいテーブルマナーは、器の中で汁気を十分に切ってしまうことです。
それでも駄目な場合は、器を添えて食べるのが正しい方法となっています。
普段の癖で手を下に持ってきてしまうことがないようにしてください。
普段の癖が出てしまいそうだという人は、これからは器を添えて食べることを心掛けてみましょう。
まとめ
結婚式でのテーブルマナーについて、フォークとナイフを主に取り上げて見てきましたが、いかがでしたか?
以下、今回の内容のまとめになります。
- 置かれているフォークやナイフ、スプーンは、全て外側から使っていく。
間違えて使ってしまった場合は、スタッフさんに声をかければ新しいものと取り替えてくれる。
フォークやナイフを落としてしまった場合は、自分で拾わずスタッフさんを呼んで新しいものと交換してもらう。 - フォークとナイフをハの字に置くと、食事中というサインになる。
このとき、フォークとナイフを浅めに置いてしまうと、お皿から落ちてしまう可能性がある。
逆に深く置いてしまうと、フォークとナイフの柄がソースで汚れてしまう可能性があるので、フォークとナイフを置く位置の深さには気を付ける。
また食事が終わってお皿を下げてほしい場合は、フォークの背を下に、ナイフの刃先を内側にして揃え、斜めに置く。
このとき、フォークとナイフをやや深めの位置に置いておくと、お皿を下げる際にフォークとナイフが落ちにくくなる。 - 結婚式で置かれているフォークやナイフは、右利きの人を想定して置かれている。
そのため、左利きの人はフォークとナイフを持ち替えることになる。
ただし、食べ終わったときは右利きの人と同じような置き方をする。 - コーヒーや紅茶のカップを両手で持ってはいけない。
カップを両手で持つことはカップの中の飲み物がぬるいということを示唆するので、相手がコーヒーや紅茶をごちそうしてくれたときこのような飲み方で飲んでしまうと、相手に対して非常に失礼な行為をしていることになってしまう。
コーヒーや紅茶を飲む際は、基本的に片手でカップを持って飲む。 - 食べ物を口に運ぶ際、手を下に持ってきて食べるのはマナー違反。
汁気の多いものを食べるときは、器の中で汁気を十分に切ってしまう。
それでも駄目な場合は、器を添えて食べるのが正しい方法となっている。
日本人は、性格上マナーを難しいものだと思ってしまいがちです。
実際私も、ここまでこの記事を書いてきて、マナーは難しいものだなと思っています。
しかし、テーブルマナーはたくさんの人達が食事を楽しむために決められた基本です。
相手を思いやる気持ちがあれば、難しいものだと思ってしまいがちなマナーも、自然と守れるようになります。
せめて、自分の周りにいる他のゲストやスタッフさんに不快な思いをさせないことを心掛けることができれば、多少失敗しても許してもらえます。
自分が恥をかかないようにするのはもちろんですが、周りにも恥をかかせないことを心掛けてマナーを守っていきましょう。
マナーは、まさに思いやりです。
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