結婚することが決まった際にまず考えるのが、結婚式をどうするかということです。
結婚式を行うまでには、非常に長い道のりがあります。
しなければいけないことがたくさんあるのは分かっていても、あり過ぎて何から手をつけて良いか分からなくなるカップルは多いです。
今回はそんなカップルのために、結婚準備のスケジュールを紹介します。
このスケジュールの流れと同じように準備を進めれば、最高の結婚式を迎えることができます。
是非参考にしてください。
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結婚準備のスケジュールイメージ
結婚準備は、挙式の10ヶ月前からスタートします。
挙式10~8ヶ月前に、両家の親に結婚の報告をし、結婚式の大まかなイメージを固めていきます。
その後、挙式8~6ヶ月前に婚約指輪や結納品を用意したり、結納または顔合わせ食事会を行ったりします。
この期間中に挙式、披露宴の会場も探して予約しておきます。
挙式7~3ヶ月前になると、披露宴のプログラムを決めたり、衣装を選んだりします。
さらにこのタイミングで、招待するゲストをリストアップして招待状を送ります。
挙式3~1ヶ月前には、料理やペーパーアイテム、引き出物などといった品物を決めます。
そして挙式1ヶ月前~前日にかけて、司会者と進行の最終確認を行ったり、挙式当日のお礼とお車代を用意したりします。
無事結婚式を終えたら、結婚式に出席できなかったにも関わらずお祝いをしてくれた人にお礼をします。
これで結婚準備のスケジュールが一通り終わることになります。
それでは次から、それぞれの手順について具体的に見ていきましょう。
挙式10~8ヶ月前:両家の親に結婚の報告をする
結婚準備のスタートは、両家の親に結婚の報告をすることです。
まず自分の両親にきちんと結婚の報告をし、両親の了承を得たうえで相手の両親に報告に行きます。
男性側から女性側の両親に報告に行くのが基本的なマナーとされているので、その点はしっかり守るようにしましょう。
相手の両親に報告に行く際は、爽やかな第一印象を与える、清潔感のある服装で行くようにします。
また自分の両親に、相手の家族や仕事などの情報をあらかじめ伝えておくと、会話がスムーズに進みます。
挙式10~8ヶ月前:結婚式のイメージを固める
結婚式に対するお互いの希望を出し合いながら、結婚式のイメージを固めていきます。
挙式、披露宴のスタイルや親族への配慮など、決められる部分はこの期間中にある程度決めてしまうと、後が楽になります。
結婚式のスタイル
結婚式のスタイルは様々です。一昔前なら、白無垢で臨む神前式の結婚式スタイルが一般的でしたが、現在はキリスト教式の結婚式が最も人気です。
挙式といえばウエディングドレスというイメージが強いことや、親族だけでなく大勢のゲストを招いて結婚式を行いたいというカップルが多いことが理由として挙げられます。
しかし、決して神前式の結婚式スタイルがなくなったというわけではありません。
ここ数年和婚ブームが到来しているため、神前式の結婚についてもまた注目が集まっています。
他にも、宗教色がなくゲストが2人の結婚の証人となる「人前式」も人気です。
人前式は自由なスタイルで結婚式を行うことができるという点が人気を集めています。
このように、結婚式のスタイルは様々ですが、どのスタイルで行っても感動するものであることには違いありません。
自分たちの希望に沿ったスタイルを選んでみてください。
挙式8~6ヶ月前:婚約指輪や結納品を用意する
ここで、結婚式において必須となる婚約指輪や結納品を用意します。
ただし、結納品に関しては結納を行う場合のみ必要となります。
婚約指輪や結納品を用意する際は、こだわりの強い方に合わせて決めると、準備がスムーズに進みます。
時期が迫ってきているときに慌てて用意し始めると、他の準備と重なり多忙を極めてしまう可能性が高いので、婚約指輪や結納品は早いうちに用意しておくようにしましょう。
結納はするべき?
結論からいうと、結納は必ずしなければいけないものではありません。
結納は、一昔前だと当たり前のように行われていました。
しかし現在は、あまり堅苦しいことをしたくないというカップルが多く、結納を行わないパターンが増えてきています。
結納を行わない理由としては他にも、金銭的な負担が大きくなるという点が挙げられています。
結納を行わない代わりに行うものとして、顔合わせ食事会があります。
顔合わせ食事会については、後ほど詳しく解説します。
結納品や結婚記念品の選び方
結納品や結婚記念品は、そもそもどこで揃えれば良いのでしょうか?
結納品や結婚記念品は、インターネットや専門店、百貨店などで購入するのがおすすめです。
インターネットで申し込むかお店に足を運ぶかになりますが、お店に足を運んで購入するメリットとして、スタッフからの説明を受けたり相談したりしながら選ぶことができるという点があります。
また、結納品だけでなく飾り付けや必要な書類などをすべて手配してくれる「結納パック」というものを取り扱っているホテルやレストラン、料亭などもあるので、そこを利用するのも1つの方法です。
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挙式8~6ヶ月前:結納または顔合わせ食事会を行う
結納品などが準備できたら、結納または顔合わせ食事会を行います。
両家の親と、幼いころの話や結婚式への期待についての話をしながら、結婚式の段取りなども相談しましょう。
余裕があれば、結婚費用や分担方法についてもここで話ができると良いです。
顔合わせ食事会とは?
先ほども出てきた顔合わせ食事会とは、結婚が決まったときにお互いがお互いの両親を紹介するために設ける場のことをいいます。
結納との大きな違いは、結納のように決まった流れやルールなどがないため、自由に食事したり会話を楽しんだりすることができるという点です。
顔合わせ食事会は結納の代わりとして行われる場合がほとんどですが、結婚が決まった後の両家の親への報告も兼ねて行われる場合もあります。
顔合わせ食事会には、基本的に2人とそれぞれの両親が出席しますが、きょうだいや祖父母などの家族も同席することができます。
ただし、両家の参加人数に大きな差ができてしまうことを嫌がる人もいるので、自分の家族が何人参加するかをあらかじめお互いに伝えておきましょう。
顔合わせ食事会のメインが顔を合わせることであるならば、最初にしっかり挨拶をして、あとは自由に食事を楽しんでOKです。
家族みんなで盛り上がることができれば最高です。
挙式8~6ヶ月前:挙式、披露宴の会場を探して予約する
挙式、披露宴の会場選びについても、結婚式のイメージを固める際と同様に、お互いの希望を出し合いながら決めていきましょう。
挙式、披露宴会場が実施しているブライダルフェアに参加するのもおすすめです。
ブライダルフェアでは、会場のサービス内容や挙式当日の雰囲気を味わうことができるので、時間があれば是非参加してみてください。
会場を選ぶ際のポイント
会場を選ぶ際に是非押さえておいてほしいポイントが4つあります。
遠方から来るゲストのための宿泊施設はあるか、交通の便は良いかなどといった点をチェックしましょう。
2つ目は、会場の収容人数や広さに関する点です。
会場の近くにトイレがあるか、ゲスト席から新郎新婦の席を見たときに視線を遮るものがないか、ゲストの人数に対して会場の収容人数や広さに問題がないかなどといった点をチェックしましょう。
3つ目は、ゲスト向けのサービスに関する点です。
スタッフが親切丁寧に対応してくれるかなどといった点をチェックしましょう。
4つ目は、施設や設備に関する点です。
お年寄りや体の不自由な人のためにバリアフリー対応になっているか、ゲストの待合スペースがあるか、親族の控室はきちんと用意されているか、駐車場の収容台数は十分にあるかなどといった点をチェックしましょう。
挙式7~3ヶ月前:披露宴のプログラムを決める
披露宴のプログラムの中には、ゲストのおもてなしに関わる大切な部分もあります。
分からないことが出てきた場合は、両親などに相談してみるのも良いです。
挙式7~3ヶ月前:衣装を選ぶ
一生に一度の衣装なので、できるだけ自分たちの希望を盛り込んだ衣装を選ぶようにしましょう。
衣装に関しても、決めるのを後回しにしてしまうと、他の準備と重なってしまう可能性があります。
まだ時間的に余裕のあるこのタイミングで決めておくことが重要になります。
挙式7~3ヶ月前;招待するゲストをリストアップして招待状を送る
結婚式に招待するゲストをリストアップして招待状を送りましょう。
親族の誰をゲストとして呼ぶのかについては、両親に相談するのが最適です。
両家のバランスがしっかりとれるように決めていきましょう。
ゲストをリストアップする際の注意点として、名前の漢字表記が間違っていないか確認するようにしましょう。
間違ったまま招待状を送ってしまうと失礼になるので、十分気を付けてください。
挙式2~1ヶ月前:料理や引き出物を決める
料理は、結婚式の費用の大半を占めると言われており、非常に重要な部分になります。
ブライダルフェアに参加すると料理の試食が可能なケースが多いので、味をしっかりと確かめて決めるようにしてください。
引き出物は、人気のものだと数を確保するのが難しい場合があります。
最終的な出席人数は招待状の返信で確認することになりますが、全員の返信が来るまで引き出物の用意をしない状態でいると、人気のものは手に入れることすらできなくなってしまいます。
この段階で引き出物の内容と数はそれなりに確保しておくようにしましょう。
挙式1ヶ月前~前日:司会者と進行の最終確認を行う
挙式1ヶ月前になったら、司会者と進行の最終確認を行いましょう。
流れがきちんと合っているか、どのタイミングで何をするかなどといった最終チェックを行います。
挙式1ヶ月前~前日:挙式当日のお礼とお車代を用意する
司会や受付をしてくれた人たちや結婚式に携わってくれたスタッフへのお礼と、遠方から来てくれたゲストへのお車代を用意します。
どれくらいの人数が携わってくれたか見当がつかない場合は、ポチ袋を多めに用意しておくのがおすすめです。
お車代については、招待するゲストをリストアップした段階で、誰に渡す必要があるかを考えておくとここでの準備がスムーズに進みます。
ここまで紹介した手順をこなすことができれば、結婚式当日は何の心配もいりません。楽しい時間を過ごしてください。
結婚式後;結婚式に出席できなかった人にお礼をする
結婚式後は、結婚式に出席できなかったにも関わらずお祝いをしてくれた人にお礼をすることを忘れないでください。
お礼するものとしては、いただいた品や金額の半分程度のものをお返しすると良いとされています。
結婚式後も、新婚旅行などといったイベントが目白押しなため、お礼をするのが遅れがちになります。
あまり遅くなると逆に失礼なことになってしまうので、挙式後1ヶ月以内を目安に行うようにしましょう。
まとめ
結婚準備のスケジュールについて紹介してきました。
今回の内容のまとめです。
- 結婚準備は挙式10ヶ月前からスタートする。
- 挙式10~8ヶ月前は、両家の親に結婚の報告をしたり、結婚式の大まかなイメージを固めていったりする。
- 挙式8~6ヶ月前は、婚約指輪や結納品を用意したり、結納または顔合わせ食事会を行ったりする。この期間に、挙式、披露宴の会場も探して予約する。
- 挙式7~3ヶ月前は、披露宴のプログラムを決めたり、衣装を選んだりする。このタイミングで、招待するゲストをリストアップして招待状を送る。
- 挙式3~1ヶ月前に、料理や引き出物を決める。
- 挙式1ヶ月前~前日に、司会者と進行の最終確認を行ったり、挙式当日のお礼とお車代を用意したりする。
- 結婚式を終えた後は、結婚式に出席できなかった人にお礼をする。
結婚準備は、本当にたくさんのことがあります。
慣れないことも多いので、バタバタしてしまうのは無理もありません。
今回紹介したスケジュールを参考にして、余裕のある準備を心がけてみてください。
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