結婚を決めたカップルは、夢や憧れを形にするために結婚準備を進めていきます。
そんな2人を見守りながら、ここぞというときに人生の先輩として適切なアドバイスや手助けをすることができるのが、2人の両親です。
今回は、結婚までの流れを親目線で見ていきます。
どのタイミングでどのようなアドバイスや手助けを行うと結婚準備がスムーズに進むかを解説していくので、親御さんは是非目を通してみてください。
いつか結婚する子供のためにも、知っておくと安心です。
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挙式10~8ヶ月前
まずは、挙式10~8ヶ月前の流れを見ていきます。
この期間で親がアドバイスや手助けを行うと良いのは、次の2つです。
結婚報告
結婚報告では、2人がリラックスして報告できるように迎えてあげることが重要です。
部屋をきちんと整えて、2人を迎える時間帯に合わせてお茶や軽い食事の用意をします。
服装はフォーマルである必要はありません。
清潔感があれば普段通りの服装でも大丈夫です。
相手の家族構成や職業などといった情報をあらかじめ子供から聞いておいたり、子供の頃の写真を用意しておいたりすると、会話の糸口が見つけやすくなります。
結婚報告は、される側もそうですが、する側は特に緊張しています。
落ち着いて報告できるように、親がそのような雰囲気づくりを心掛けてあげましょう。
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結婚式のイメージを固める
2人が結婚式のイメージを固めているときは、2人を見守りつつ親としての留意点を伝えてあげることが重要です。
2人の希望を聞くことはもちろん大切ですが、親族への配慮なども必要になってきます。
挙式・披露宴のスタイルなど親として考慮してほしい点や、報告・連絡・相談を密にしてもらうことを、あらかじめお願いしておきましょう。]
ちなみに、現在最も人気のある挙式スタイルは、キリスト教式です。
親世代となると白無垢で臨む神前式が一般的でしたが、今は大きく変わってきています。
また、挙式会場も多様化してきており、専門式場やホテルだけでなく、ゲストハウスと呼ばれる邸宅のような会場やチャペルを備えたレストランなどもあります。
挙式8~6ヶ月前
次に、挙式8~6ヶ月前の流れを見ていきます。
この期間で親がアドバイスや手助けを行うと良いのは、次の3つです。
婚約指輪や結納品を用意する
婚約指輪や結納品を用意する前に、結納を行うのか行わないのか、行わないのであれば顔合わせ食事会をどのようにするのか、2人や相手側の両親と意見をすり合わせることが重要になります。
もちろんこちら側の意見も伝えながら、両家の意見のすり合わせを行います。
こだわりが強い方に意見を合わせると、すり合わせがスムーズに進みます。
昔は当たり前のように行われていた結納ですが、最近は結納のような堅苦しい儀式をしたくないと考えているカップルがほとんどです。
「結婚=家同士の結びつき」という考え方が薄れてきたことや、結納を行うのに膨大な費用がかかることなども、結納が行われなくなってきた理由とされています。
顔合わせ食事会のように、簡略化する傾向が強まってきています。
結納または顔合わせ食事会を行う
結納または顔合わせ食事会を行うときは、和やかな雰囲気で相手方の家族と親睦を深め、結婚までの段取りも話し合っておくことが重要です。
2人の幼い頃の話や結婚式への期待などを話しながら、結婚式の段取りも相談しておきましょう。
結婚費用や分担方法について話し合うことも忘れないようにしてください。
ちなみに結納について、最近はホテルやレストラン、料亭などで行うケースが多いです。
会場によっては結納プランと呼ばれるプランが用意されていることもあります。
それを利用すると両家の負担が軽くなるというメリットがあります。
顔合わせ食事会は、特に決まった流れがあるわけではありません。
しかし、両家が初めて顔を合わせる場でもあるので、ある程度進行の流れをイメージしておくと安心です。
挙式、披露宴の会場を探して予約する
挙式・披露宴の会場を探して予約するときは、親の目線から会場選びをアドバイスしてあげることが重要です。
挙式・披露宴の会場は、なるべく2人の希望を優先してあげたいものです。
しかし、希望を優先してばかりで大事なことを見落としてしまっている可能性もあります。
その見落としポイントをアドバイスしてあげましょう。
また、2人もしくは自身の子供と一緒にブライダルフェアに参加してあげるのも良いです。
ブライダルフェアに参加すると、会場のサービス内容や挙式当日の雰囲気などが良く分かるので、タイミングが合うのであれば参加するのもおすすめです。
挙式7~3ヶ月前
次に、挙式7~3ヶ月前の流れを見ていきます。
この期間で親がアドバイスや手助けを行うと良いのは、次の4つです。
招待するゲストをリストアップして招待状を作る
招待するゲストをリストアップして招待状を作るときは、招待するゲストの顔ぶれをチェックして、親族に前もって連絡してあげましょう。
親族の誰をゲストとして招待するかは、親からのアドバイスが非常に重要になります。
両家のバランスもしっかり考慮しながら、じっくり話し合って決めるようにしてください。
また、ゲストの一覧を作る際は、名前の漢字表記などが間違っていないか確認するのも忘れないようにしましょう。
招待するゲストが決まったら、親族には親から連絡します。
連絡は基本的に電話で行うようにしてください。
新郎新婦の衣装や小物を選ぶ
新郎新婦の衣装や小物を選ぶときは、親のアドバイスが重要になります。
一生に一度の花嫁・花婿衣装です。基本的には2人の希望通りにしてあげたいものですが、それが似合っているかどうか判断するのは、ある意味親の役割ともいえます。
ドレスショップなどでの試着に同行するなどして、率直なアドバイスをしてあげましょう。
一緒に衣装選びをすると、結婚準備中の良い思い出にもなります。
また、両家の親が挙式当日に着る衣装も確認しておくことも重要です。
両家の親の衣装の格が違い過ぎてしまうと、お互い嫌な思いをすることになってしまいます。
あらかじめ確認しておくのを忘れないようにしてください。
披露宴のプログラムや詳細を決める
披露宴のプログラムや詳細を決めるときは、親族やゲストの顔ぶれを見て、席次決めや料理についてアドバイスしてあげることが重要です。
披露宴はゲストをおもてなしする場です。
ゲストのおもてなしに関わる準備には、必ず親も参加してアドバイスするようにしましょう。
親族同士の付き合いの深さなどを考えて席次を決めたり、お年寄り向けに料理を配慮したりといったアドバイスをしてあげると、2人も安心して披露宴のプログラムや詳細を決めることができます。
ブライダルエステを始める
新婦のお母さんは、子供がブライダルエステを始めるのと一緒にブライダルエステに行くのもおすすめです。
結婚準備はしなければいけないことが多いので、非常に慌ただしい日々を過ごすことになります。
そんな慌ただしい結婚準備の合間に、子供とブライダルエステに行ってのんびりするのも良いのではないでしょうか?
肉体的にもそうですが、精神的に疲れていると、結婚準備は思うように進みません。
結婚式当日までの間に、記念となる思い出づくりとして行くのもおすすめです。
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挙式3~1ヶ月前
次に、挙式3~1ヶ月前の流れを見ていきます。
この期間で親がアドバイスや手助けを行うと良いのは、次の2つです。
招待状を発送する
招待状を発送するときは、結婚式に出席する親族やゲストの交通や宿泊の手配も合わせて行います。
費用負担についても明らかにしておくようにしましょう。
挙式・披露宴会場と提携しているホテルもあるので、手配については2人と相談するようにしてください。
ゲストに費用をどこまで負担するか事前に案内しておくのがマナーです。
ゲストの交通や宿泊の手配に関して、キャンセルがあり交通費や宿泊費が無駄になってしまったという事例が多くあります。
遠方から出席するゲストに関しては、新幹線のチケットを事前に送ったりホテルを予約したりする方が礼にかなっています。
しかし、急なキャンセルによる損失を回避したいという場合は、挙式当日に交通費を現金で渡すといった方法もアリです。
引出物やペーパーアイテム、料理などを確定する
引出物やペーパーアイテム、料理などを確定するときは、親族やゲストの顔ぶれを見て、引出物の選び方をアドバイスしてあげることが重要です。
もし地域の習慣や風習などがあるのであれば、それを2人にアドバイスしてあげましょう。
品物を変えるなど、必要に応じて贈り分けをする場合は、親族やゲストの分についてもアドバイスしてあげてください。
引出物を選ぶうえで必ず必要なのは、ゲストに喜んでもらえる品物だということです。
それを押さえたうえで、センスを追求した引出物や品質やブランドで選んだ引出物、2人のこだわりで選んだ引出物などがあります。
<挙式1ヶ月前~前日>
次に、挙式1ヶ月前~前日の流れを見ていきます。この期間で親がアドバイスや手助けを行うと良いのは、次の2つです。
お礼とお車代を用意する
お礼とお車代を用意するときは、それぞれの金額や渡す相手についてアドバイスしてあげることが重要です。
また、式当日ゲストに渡す場合は、親が事前に預かっておきます。
お礼は受付や司会をしてくれた友人へ渡すもの、お車代は主賓や遠方からのゲストに渡すものです。
2人と金額についてしっかり相談し、手渡しする場合は預かっておくようにしましょう。
なお、包む金額が1万円以上の場合は祝儀袋に、1万円以下の場合はポチ袋に入れるのが基本的です。
ポチ袋に入れた方が、「少額ですが感謝の気持ちです」という気持ちが伝わりやすくなります。
5万円以上の場合は、祝儀袋でも格の高いものを利用するようにしましょう。
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司会者と進行の最終確認を行う
司会者と進行の最終確認を行うときは、披露宴の最後に述べる親の謝辞を考えます。
親の謝辞は披露宴のシメに当たるので、あらかじめ準備しておくようにしましょう。
紙に書いたものを当日読むことは失礼に値しないので、その点は安心してください。
結婚式後
最後に、結婚式後の流れを見ていきます。
この期間で親がアドバイスや手助けを行うと良いのは、結婚式に招待できなかった人に結婚の報告をするときです。
結婚式に招待できなかった人に結婚の報告をするときは、内祝いを用意して贈ります。
仕事関係先などといった2人との関係も確認したうえで、贈るようにしましょう。
内祝いは、結婚の報告も兼ねて、結婚式後1ヶ月以内に贈るのが理想です。
いただいたものの半額程度を目安に品物を決めて贈ります。
会社の同僚などから連名でご祝儀をいただいた場合は、新婚旅行のお土産などを渡すのが無難となっています。
まとめ
結婚までの流れを親目線で見てきました。
今回の内容のまとめになります。
- 挙式10~8ヶ月前は、結婚報告や結婚式のイメージを固める際にアドバイスや手助けを行うと良い。
- 挙式8~6ヶ月前は、婚約指輪や結納品を用意する際、結納または顔合わせ食事会を行う際、挙式や披露宴の会場を探して予約する際にアドバイスや手助けを行うと良い。
- 挙式7~3ヶ月前は、招待するゲストをリストアップして招待状を作る際、新郎新婦の衣装や小物を選ぶ際、披露宴のプログラムや詳細を決める際、ブライダルエステを始める際にアドバイスや手助けを行うと良い。
- 挙式3~1ヶ月前は、招待状を発送する際、引き出物やペーパーアイテム、料理などを確定する際にアドバイスや手助けを行うと良い。
- 挙式1ヶ月前~前日は、お礼とお車代を用意する際、司会者と進行の最終確認を行う際にアドバイスや手助けを行うと良い。
- 結婚式後は、結婚式に招待できなかった人に結婚の報告をする際にアドバイスや手助けを行うと良い。
2人が行う結婚準備の中にも、親のアドバイスや手助けが必要な場面がたくさんあることが分かりました。
結婚式は、2人だけの力ではなかなか成功させることができません。
1番近くにいる存在だからこそ、一生に一度の晴れ舞台を全力でサポートしてあげてください。
そうすれば、2人にとっても両親にとっても感動の結婚式を挙げることができます。
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