体験談

婚活で出会った相手を、盲目理想化する勘違いには御注意を!

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婚活も、回を重ねるごとに「いい人いない…」発言が増えてきていた、私。
30代という自分の年齢を棚上げして、そこそこの年収とビジュアルを男性に求めていたので、うまくいかないのは半分当たり前なのですが…
それでも、自分には運命の人がいるはずだという乙女心を捨てきれない私の、痛すぎる婚活勘違い日記です。

婚活パーティーで出会ったのは、和菓子屋の御曹司!?

婚活パーティーで出会った37歳の男性。
プロフィールの職業欄には「和菓子屋」と記載があり、年収欄は空白。
小柄ながらもスッキリした顔つきで爽やかな雰囲気に、始めから好感がもてました。

トークタイムで職業について尋ねると、「この地方で120年伝統ある和菓子屋を営んでいます」とのこと。
“営んでいます”いうことは、経営者!?ということは、もしかして御曹司!?
この地方で120年の伝統ある大きな和菓子屋といえば、あそこかあそこしかない…
と頭を回転させ、かなりの上玉物件だな、と目をつけました。

和菓子屋さんは見た目もふるまいもスマートで、婚活パーティーでも女性から人気。
フリータイムに話しに行こうと思ったのですが、他の女性に阻まれ撃沈でした。
ガッカリしたのもつかの間、2枚しかない連絡先カードの1枚を、和菓子屋さんが私宛に書いてくれていたのです!
私も和菓子屋さん宛てに連絡先カードを出していたので、コレでお互いの連絡先が交換できたことに。

私は最終カップリングでも第一候補として和菓子屋さんだけを記載したのですが、和菓子屋さんは誰ともカップルにならず、さっさと帰ってしまいました。
司会者から、男性が先に会場を出るように促され、少したってから女性も退場。
今日はそれなりの収穫があったと思いながら会場を出て、駅に向かって歩きながら携帯を見ると…
なんと、連絡先を交換したばかりの和菓子屋さんから、ラインが入っていたのです!
ゼクシィ縁結びカウンター

御曹司から言われた“君だけ”という言葉の響きに、早くもうっとり!

早速ラインを開くと、連絡先カードをもらえてうれしかったこと、近くで待っているので、もし可能であれば連絡してほしいということが書かれていました。
早速“私も時間があるのでお茶でもしましょう”と返信し、やりとりを経て再会!
近くのカフェで、早速1回目のデート?という流れに。

互いの趣味の話などで2~3時間盛り上がると、早くもだいぶ打ち解けた感じに。
店を出ての帰り際、私はつい「私、最後のカップリングで和菓子屋さんだけを書いたのに、カップルになれなくて寂しかったです~」と甘えた口調で言ってしまったのです。

すると、「僕もGRESさんとならカップルになりたかったけど、GRESさんは人気あったから第一希望が僕と思えなくて…」「今日のパーティーで本当に良かった女性なんて、GRESさんだけだよ」という返答が…!
込み上げるうれしさを必死で飲み込みながら「そうだったんですね~ウフフ」とやりすごし、その日は駅にてお別れしました。

毎日のラインでどんどん見えてくる相手の仕事事情、そして高まる期待!

その後、和菓子屋さんからは毎日のようにラインが。
和菓子屋さんの朝は早く、経営側である彼は、営業時間が終わった後も経理事務などをして、勤務時間は長いようでした。

店頭に並んだ新商品の和菓子の話が出た日、私はそれを候補の2件の和菓子屋のホームページでさっそくチェック。
すると、この地方では一番大きく有名で由緒ある和菓子屋のHPに、和菓子屋さんが言っていたお菓子が出ている…
この店の御曹司だったのか!と、私のボルテージは急上昇。
毎日のライン返信にもますます力が入りました。

婚活パーティーで出会ってから2週間ほど経ったころ、「この日は休みで、仕事に出たとしても早く上がれるから、ごはんでもいかない?」とのお誘いが。
基本和菓子屋さんは平日休みで土日休みの私とはなかなか合わなかったので、これ幸いとばかりに、万難を排して約束をとりつけました。

予約してくれたのは、ごく普通の大衆居酒屋。
ちょっと期待外れ感はありましたが、御曹司は無駄に贅沢をしないのだと気をとりなおして、お食事開始。

朝早くから夜遅くまでの仕事の内容を改めて聞き、人が足りないから自分が何でもやらないと、とはにかむ和菓子屋さん。
御曹司の修行時代の苦労を見たようで、「私が支えになれたらいいのですが」と、またつい甘えた口調で言ってしまった私に、「そうだよね、パートナーがいてくれたら、店の切り盛りも任せられるし、精神的にも助かるよね。」と返す和菓子屋さん。

これを聞いた私の頭の中では、もう和菓子屋のおかみになった自分の姿しか思い浮かばなくなっていました。
この後とりたてて進展もなく、割り勘を求められたので、御曹司はむやみにおごったりしないのだと素直に5千円を手渡し、前回と同じく駅で別れました。

この後、10日に1回の頻度で2回会ったものの、毎回大衆居酒屋で割り勘飲食、その後何の進展もなくお別れ、の繰り返しでした。

ついに見えた、御曹司の真の姿!それは・・・

進展しないことへのイライラと、本当に御曹司なのかという疑問もかすかにあり、ある日「取引先への手土産を買う必要があるのだけど、せっかくだから和菓子屋さんのところで買おうと思って。明日行くつもりなんだけど、どの店舗に行けば会えるかな?」とラインをしてみたのです。
すると「〇〇店だよ!楽しみに待ってるね!」との返答が。

〇〇店は、市内でも端っこの一番田舎な地域で、HPで見る限りその店はかなり小規模。
御曹司だから市内の店舗をまわっていて、その日はそこにいるのかな?とも思い、次の日実際に行ってみました。

果たして和菓子屋さんは、嘘偽りなくその店で働いていました。
しかし、恰好は作業着。胸には「店長」の名札。
店内には彼と、パートと思われる中年女性2人だけ。
彼は、奥の工場スペースに出入りしたり、お客さんが増えると接客をしたり、お客さんがいなくなると机に向かって書き物をしたり、ひっきりなしに働いています。
これが本当に御曹司…?

そう思って店の前で立ち尽くしていると、和菓子屋さんの方から気付いて声をかけてくれました。
「GRESちゃんようこそ~ここが僕の職場だよ!ちょっと人がいなくてバタバタだけど…」と。
そして入り口の自動ドアに張ってある「和菓子販売員募集(女性)」という張り紙を指さし、「GRESちゃんがパートナーになって一緒にやってくれるとうれしいんだけどね~」と、あのはにかんだような顔で言ってきたのです。

ここで私は察しました。
が、とりあえず和菓子を買ってその場は退散し、店が見えないところまで来てから、和菓子屋のホームページにアクセス。
そしていくつかのことを調べ、悟ったのです。

「全ては私の勘違いだった」と。

ホームページには大きく「フランチャイズ店募集」の文字が。
そして店の歴史を調べると、御曹司だと思っていた彼とは全く似つかない名字の一族の歴史が、刻まれていました。

彼は、その和菓子屋のフランチャイズの一店舗のオーナーということだったのです。
“120年の歴史ある和菓子屋を営んでいる”=確かにフランチャイズ化された120年歴史ある和菓子屋の一店舗を彼は経営している。
“経営側だから仕事が多くて忙しい”=FCで出費を減らすために、自分が何でも屋になっている。
そして、「パートナーがいてくれれば」という発言は、“早くおかみを迎えて”などという話ではなく、結婚して嫁という立場であれば、給料を払わなくても労力を提供してくれる人ができていい、ということだったのです…!

一瞬、私は、だまされた!!!!と思いました。
しかし冷静になって考えてみると、和菓子屋さんは何も嘘は言っておらず、自分の職場まで快く公開しているのです。
全ては、頭の中で計算が暴走した、私の勘違いだったのでした。

まとめ

和菓子屋さんからはその後もマメにラインがありましたが、場末の小さな和菓子屋を一緒にやっていく気持ちは私には到底なく、返信頻度を下げて、フェードアウトしました。
和菓子屋さんとしては今でも、あんなにいい感じだったのに、なぜ急に失速してしまったのかわからない、という状況かもしれません。

大衆居酒屋といい、ラインの節々で感じたちょっとした違和感といい、冷静になって考えてみれば、気づけたタイミングはいくらでもあったはずなのです。
なのに、運命の御曹司に出会えた!という思い込みが激しすぎて、盲目になっていた、私。
あまりの自分のバカさに、本当に凹みました。

婚活とは怖いものですね。
…じゃなくて、自分が見えていないから怖いんですね。

婚活に王子様なんていません。
婚活に御曹司なんて来ません。

そう自分にいい聞かせ、また地道に婚活に励む私なのでした。

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