体験談

婚活で会った忘れられない人たち その3

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 はじめまして。すおとめと申します。
 4年前、それまで彼氏どころかロクに恋愛もしてこなかったくせに突然「20代のうちに子供を産むためには……」と逆算し始め、その結果「今のうちに結婚を前提にお付き合いする男性を見つけておいた方がいいのでは?」という結論に至り、結婚相談所に登録しました。登録後に親に報告すると「何を慌てているんだ」「まだ早い」「気を確かに」とやんわり反対されましたがその後1年に渡って婚活を続けました。
 前回は、そうして出会った男性たちの中から特別強く記憶している二人の男性をご紹介しましたが、3回目の今回は最後ということで私が婚活を終わらせるきっかけになった男性一人のご紹介と、婚活についてのアドバイスを綴ります。

ゲームオタクのDさん

 婚活を始めて2回目に会った方です。そもそも「このDさんと私を担当者の方が引き合わせたかったから」というのが私が婚活を始めた理由の一端を握っています。
 この結婚相談所では登録時に自分で趣味や好きなものをまとめたプロフィールを書くのですが、その時に好きなものの欄に私と全く同じものを書こうとして私と全く同じく「それはあまり好印象ではないので書かないほうがいい」という理由で止められたのがDさんだったということでした。
 見出しにも書いている通り、その共通する「好きなもの」がゲームでした。
 ということで、お見合い当日は最初から趣味が合うとわかっている相手だったため、最初に軽く自己紹介をしたらすぐに担当者は退出。(普段は二人の口数や盛り上がり度に応じて担当者の退出時刻が前後します) 軽く出身地トークをしてから相手の出方を見るために「……最近出た○○ってゲーム、どうなんでしょうねー」とさりげなく話を振ります。
 なぜここまで慎重になるかというと、オタクの方ならよく分かっていると思うので説明するまでもないことかも知れませんが、一口に「ゲームオタク」と言ったところでそのジャンルは多岐にわたるためです。例えばRPGオタクと格闘ゲームオタクでは同じゲームオタクでも共通して知っているゲームはそんなに多くありません。FPSゲームと美少女ゲーム、音楽ゲームとレースゲームなどにも同じことが言えます。
「私はこんなゲームが好きなんですけど」と少しずつ作品名を言っていくと、Dさんも知っているものが幾つか出てきます。と同時にDさんのテンションも上がってきて、ゲームトークが始まりました。あの作品のあのキャラの変更後の衣装が、あの作品のあの町でかかるBGMが、あの作品の最高レベルに達することができなかった、あの隠しキャラに会ってみたい……などと盛り上がっているうちにお見合い制限時間の一時間は過ぎ去っていました。過去最短の一時間でした。
 この会話、お見合いの最中間仕切りの向こう側にいる結婚相談所のスタッフの皆さんにも丸聞こえなのですが、後から「何の話をしているのか全くわからなかったけど今までで一番楽しそうなお見合いでした」と言われました。
 もちろんその後断られることもなく連絡先交換をし、Dさんとは何度もデートに行きました。Dさんはゲームだけでなく近隣の飲食店にも詳しく、「高級なものよりも安くておいしいものがいい」という方であったのも私と趣味がよく合いました。更にDさんは聞き上手かつ話し上手で、いつも面白くゲームトークや何気ない日常の話をしてくれましたし私の話にも付き合ってくれました。
 私の中ではもはやDさん一択になっていたのですが、そう上手くもいかず、ほどなくしてDさんから交際お断りが入りました。
 私も驚きましたが私よりも結婚相談所のスタッフの方達が驚き困惑していました。信じられなかったのでDさんに何度も確認の連絡をし、何か理由があるなら言って欲しいと尋ねたそうですが、Dさんは何も語らずとにかくお断りしますと言って聞かなかったそうです。
 たぶん何か失礼なことをしてしまっていたり、Dさんにとって不快な部分が私にあったのだろうな……と思い、私はそれを受け入れて婚活を続けることになりました。登録後すぐにDさんに会ったのに一年間にわたって婚活を続けていたのはそのためです。
 一年経ってもこの人だという人を決められずにおり、結婚相談所のお見合い経験回数最多を記録していた私でしたが、その頃にDさんから結婚相談所を通じて「まだすおとめさんは登録されていますか」と連絡が入ります。聞けば、私にお断りを入れたあの頃はちょうど家庭の問題と転職でごたごたしていて私に迷惑がかかりそうだったとのこと。久しぶりに会って「そんなこと気にしないから言ってくれれば良かったのに」と言われて照れ笑いしていたDさんは、確かに職業が変わっていました。
 そうしてDさんと一緒に結婚相談所を退会して4年が経ちます。まだ結婚には至っていませんが、もう余所余所しかった敬語も取れ、互いを名前で呼び、未だにゲームの話をしながらあちこち一緒に出歩くのはとても楽しいです。

婚活のコツ

 以下にはこれから婚活を始めようとしている人、婚活真っ最中の人へのアドバイスを僭越ながら載せておきます。

1:若いうちに始めた方がいい

 若い方が魅力的だから……というわけではありません。若い方が、「こちらの」選択肢が増えるのです。自分よりずっと年下の人がいいという望みは高望みだと突っぱねられがちですが、若い人が年上の人を選ぶのは「いいの? 年離れてるけどいいの?」と釘を刺されつつも受け入れてもらえることの方が多いです。
そしてもう一つ、婚活は意外と体力が要ります。まったくどういう人なのか分からない相手と話したり出かけたりを数日おきに続けていると家でゆっくり休む時間というのは減ります。若いうちの方が体力に余裕もありますし……。
人間誰しも今の自分が一番若いものです。思い立った時に始めて損はないでしょう。

2:でも相手の年は近い方がいい

 これはまったくの経験談になるのですが、年齢の離れた相手だとどちらかが寄せないと話が合いません。年の離れた相手がよっぽど好みでない限り、「無理に合わせようとしなくても話が合う」同年代の方が気楽です。実際、私が最後に選んだDさんはお会いした男性たちの中では一番年齢の近い5歳年上の方でした。

3:映画館は便利

 喋らなくていいからです。これに尽きます。
 お見合いであまり話が弾まず、向こうからトークを盛り上げるタイプでもない……という方とデートに行く場合は、お喋りをせずに済む映画館がベストだと思います。映画に没頭した後は同じ映画を観た仲ですので、先ほど観た映画の内容や感想がそのまま話のタネになります。婚活中は何度も映画館に足を運んだせいでひと月に同じ映画を4回も観たことがありました。

まとめ

 いかがだったでしょうか。婚活といっても難しいことはありません。私は色々な人と楽しくお喋りしているうち、趣味と価値観の合う人に出会えました。
 どんな出会いも一つ一つは素敵な出会いです。これから婚活を始めようとしている人、現在まさに真っ最中の人に素敵な出会いがあることを祈っております!

 

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